油絵作品 2011年

【白根三山】   サイズ:F4   製作年月日:2011年3月
これはあるカレンダーに載っていた写真を油絵にしたものです。この絵は手前が白馬村で、その先にスキーのゲレンデが拡がり、更にその先には「白馬三山」が屏風のように聳え立っています。左に尖がっているのが「鑓ケ岳」、真ん中の杓子形が「杓子岳」、その右側に「白馬岳」。 私は今から4年前(2007年)の8月、塩の道の最終章(信濃大町から糸魚川市まで)を一人行脚しておりまして、その時丁度この付近を通過したのですが、この白馬村からの眺めは、夏もそして冬もすばらしく、私は大変に気に入っております。

ベルト・モリゾの模写【夏の日】  サイズ:F8   製作年月日:2011年8月
私は印象派の絵が大好きです。これまでに印象派画家ゴッホ、モネ、そしてシスレーの作品を模写して来ましたが、今回は女性のベルト・モリゾの作品【夏の日】の模写です。湖面を荒々しい筆タッチで描き込んでいますが、それが何とも涼しさを表現しています。女性の頭にチョコンと載っている帽子を表現するのが意外と難しかったです。
【3・11】   サイズ:F8   製作年月日:2011年10月
平成23年3月11日(金曜)午後2時46分「東日本大震災」が東北を襲いました。大地震、大津波そして原発問題と三重苦を抱えた大惨事でしたが、この完全復旧には40~50年という信じられない年月を要すと言われています。私は被災地の写真を沢山見ましたが、ある白黒写真に引き付けられ油絵にしたのもが、これです。人間様が作った大事な家は無残にも大津波でぶち壊され怪獣のように大きく口を開けて怒りの姿を表しているようで、その向こうに何事も無かったかのように朝日が煌々と照らしている姿を私は無性に絵に表現したかったのです。
【ねこ様】   サイズ:F8   製作年月日:2011年7月
私はネコとイヌのどちらが好きですかと聞かれると、即座に「イヌ」と答えます。私は子供の頃、「ネコ」をよくいじめておりました。このままでは「ネコ」から祟りを受けかねないと思い、「ネコ」の油絵を描いて壁に掛けてあげれば、きっとバチが当たらないで済むかも知れないと創作画を描いたのです。 題名には「さま」を付けました。 「ネコ」はカレンターから探し出し、後ろの「女性」はファッション雑誌から、そして右奥に窓を描き外の風景はシンガポールで,マーライオンが描かれています。2012年1月の油絵展に出品し皆様から 「かわいらしい!」、「面白い、気に入った!」とのご感想を頂き大いに満足でございます。

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