2002年 作品のページにようこそ!!

この年からアトリエ教室での作品(御茶ノ水作品)に加え 単身赴任の地”伊那谷”での
作品(伊那谷作品)が生まれました。

          <<御茶ノ水作品>>

◆佐伯祐三の「リュクサンブール公園(1927)」の模写。

  製作年月日:2001.9月 〜 2002.4月   サイズ: F6

昨年の「靴屋」に引き続いて佐伯作品に挑戦してみました。
       
大正時代を高速に通過して行った彼の壮絶な生き方に感動しながらそのエネルギーをキャンバスに表現してみたかった。

1926年(大正15年)彼28歳の時 一旦フランスから帰国するが、「日本はちっとも面白くない」と個展を開催し渡欧の資金作りに翻弄。

1927年(昭和2年)再びパリを目指す。7月末出発、東京ー大阪ー広  島ー下関ー京城ー長春ーハルピン−モスクワ を経て9月上旬パリへ到着。この行動力には頭が下がる。夫婦と一人娘”弥智子”
の3人で全区間 2等寝台を使い費用は1,110円だったそうだ。
この作品は その二度目のパリで描かれたものであろう。

佐伯は 翌1928年 結核から精神分裂症気味となり8月16日パリの病院にて死去。

◆作品タイトル: 「下駄」

製作年月日:  2002年 4月〜7月  サイズ: F4

 ゴッホは「靴」を題材にいくつかの作品を描いている。ゴッホが「靴」を描いたなら 私は「下駄」よ!とワイフに奥にしまい込まれた下駄を出して貰い描いてみました。

竹を表面に張り詰めた涼しげな下駄、雨の時の「爪皮」(つまかわ)付きのおしゃれ下駄。やはり昔のものは いいなあ!!

2003年の「一月油絵展」にご来場頂いた方々への礼状にこの
作品を利用しました。

      <<伊那谷作品>>

 

2001年4月から仕事の関係で長野県伊那市に単身赴任となりました。アルプスの山々に囲まれた”伊那谷”は絵画の題材には事欠かず まずは伊那 市に画材屋を探し回りました。ところが驚いた事に立派なお店があるのです。 そのお店の隣は美術館で そこで地元の方の油絵作品がじっくり観賞できるのです。なんとなんと実に恵まれた環境であることが分かりました。

それでは 豊かな自然の中で描きました作品をご覧下さい。

◆作品タイトル: 「伊那谷の春」(権兵衛峠を望む)

  製作年月日: 2001年 5月 〜 9月  サイズ:  F6

伊那谷の田植えが始まる頃 山々の緑が一番きれいになる時期です。真正面に権兵衛峠の鉄塔が見えます。
目の前の田んぼでは田植えが半分終わったころの瞬間ですが、6月半ばには田んぼ全面では田植えが完了しており、従い後は頭の中の記憶を頼って描き上げました。

週末に絵具、キャンバス、携帯ラジオ、それに腰掛けを持って出かけ田んぼの畦道に陣取ります。

大自然を前におよそ2〜3時間たった一人でキャンバスに向かっている瞬間は大変幸せな時間です。 7月に入るとジリジリと太陽光線が突き刺すようで、つばの大き目な野球帽とドリンク物の携帯が必須です。もうこの頃になると 目の前の姿はこの絵のようなものとは違っておりまして、山々の緑は青がかり、雲の姿も夏雲に そして周りの木々も鬱蒼と生い茂り 耳からは 煩いくらいにセミが鳴いており 5月とは全く違った情景なのですがーーー。

◎2003年清水アトリエ展出展

◆作品タイトル:  「冬の伊那富士(戸倉山)」

  製作年月日:  2001.12月〜 2002年 3月   サイズ:  F4

私の部屋のベランダから東南方向にある戸倉山です。周りは雪に覆われた会社の庭ですが、落葉樹はすでに葉を落とし、少ない針葉樹がわずかに緑を残しています。 戸倉山は 標高1681mで明石山脈(南アルプス)と木曽山脈(中央アルプス)の間に位置する伊那山脈にある山で形が富士山に似ていることから”伊那富士”と呼ばれています。この絵を描いた後になりますが 2002年の夏 この山に登りました。2時間ほどで頂上に到達しましたが 頂上からの眺め  は期待を裏切り今ひとつでした。

◆作品タイトル: 「小彼岸桜」

作成年月日:2002.5月〜 12月     サイズ: F8

この絵は私の部屋の前の庭に咲く高遠小彼岸桜の3月末の”初桜”の瞬間を描きました。今年は全国的に”桜前線”は2週間程早く進行し高遠も4月初旬に満開を迎えました。

この絵は、桜の花がポチポチ咲き始めた頃 ディジカメでその瞬間を撮り 5月に入って描き始めました。実際の写真は桜の木全体が写っているのですが、この絵はそのほんの一部 咲き始めた部分にズームして描き出したものです。

細い枝にはそれはそれは小さな蕾がビッシリと付いていました。この瞬間から1週間もしない内にこの
木が薄ピンク色に包まれていました。

◎2003年清水アトリエ展出展

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