2006年度作品の世界にようこそ!!

作品名: 『昭和23年買い出し』 

製作年月日:  2006年1月17日〜4月19日       サイズ: F12 

高田馬場駅前に出店していた古本市で毎日新聞社が出した【日本がいちばん苦しかったとき】という題名の写真集を格安で手に入れました。この本は副題に【21世への伝言】と書いてあり、次の言葉に引き付けられついつい買ってしまいました。 

  敵機が町を焼き、暗闇を逃げ惑った夜があった。 

     太陽が照りつける夏の日に、日本の戦争が終わった。

  戦地から還った人たち、還らなかった人たち。 

     焼け跡から平和への一歩を踏み出した。

  抜けるような青空の下で、飢えと戦った日々、

     苦悩の時を超えて、未来は築かれた。

その写真の中に ”昭和23年 9月 買出しで超満員の岩手県のローカル線”と書かれた白黒写真がありました。それを私のイメージで油絵にしてみました。もし時間が取れたら、岩手県を訪ねてこの写真の地を探してみたいと思っております。

◎2007年清水アトリエ展出展

◎2007年5月文京区役所いきいきクラブ展示

  

印象派の巨匠:クロード・モネの模写【アムステルダムの港】(1874)

製作年月日: 2006年4月25日〜7月25日

サイズ: F6

前回のHPにはこの油絵を<今回の一枚>として掲載しました。次のようなコメントを添えて;

印象派は19世紀に入って生まれた技法で“目に映る印象をそのまま自由に描く”ことをモットーにしている。神話や聖書の登場人物ではなく同時代の女性を描いて近代ヌードを確立した「マネ」、刻々と変わる風景の色彩を連作で追求した「モネ」、ゆらめくようなタッチでおなじみの「ルノワール」、バレーや競馬といった都市風景を活写した「ドガ」など、現在もっとも人気が集まる画家たちを輩出した画派である。  (名画の歴史:西岡文彦著より)

 <私の作品の方がモネのより好き>

“絵描き”はこのようなずうずうしい気持ちが無ければ続きません。だって一生懸命時間を掛けて自分が描き終わった作品を見て「どうも、余りうまくないな」なんて思ったらバカバカしくて絵なんて描いていられませんよ。そもそもモネの『アムステルダムの港』の絵だって私はカラープリント物を模写したのであって、モネの実物の彩色が出ているか分かったものではない。どこのメーカーのカラー印刷機を使ったのだろうか、なんて考えてしまう。 やはり私の模写の方が私は好きだ。

続いてモネの模写2作目です。モネは「睡蓮(Nymheas)」の絵を大変に多く描いていますが、その1枚がこの絵

です。印象派の画法は”黒”と“茶”を使わず表現するのだそうです。印象派と日本の浮世絵は深い関係がある

ようです。当時、画家の世界で”ジャポニズム”が流行して、モネもこんな事を言ったそうです。

『日本画家の洗練された趣味はいつも僕を楽しませてくれた。僕は彼らの美的規範から暗示をみとめている。それは影によって存在を、断片によって総体をよびおこすものである。』

◎2007年清水アトリエ展展示

作品:   クロード モネの模写『睡蓮』

製作年月日: 2006年9月6日〜11月29日

サイズ: F4

この絵は何だ? こんなところに展示して良いのか? 何を表現したかったのか?しかし何だか頭に浮かんだ事で筆がスイスイと絵を創上げてゆく。気持ちが悪い。

描きながら題名は? 

「天地創造の原点」、それとも「人間界誕生」とか、自問自答している。

最終的に作品名は「天照光臨」と名づけた。その理由は全く分からない。

作品名:  『天照光臨(あまてらすこうりん)』

製作年月日: 2006年2月18日〜12月 10日

サイズ: F4

            TOPページへ   2007作品へ