「みやは掲示板」想い出編       編集:平成14年(2002年)4月28日

 

1999年11月のある日 何を思ったか 我が友だちに向けて「みやは掲示板」などとお題目をつけてメール発信をした。

仕事が一段落して 自動販売機から買ってきた缶コーヒーを飲みながら ボーとPCのモニター上のEメール画面を見つめていた。その時 突然 モニター画面上に「メールが到着しました」のメッセージが出て来たが まだ仕事のメールを開く気にはなれなかった。なま暖かなコーヒーがのどを通過する時、 そうだ! 一層の事 昨晩自宅で調べ事をした「どろなわ」に就いて 仲間に「頭の体操」とか言ってメールしてしまえ、と「遊び心」が「みやは掲示板」第1号の発信となった。

「みやは掲示板(1)」     平成11年〔1999年〕1117日

季節の変わり目 あちこちで「風邪」がはやっています。ご注意を!!

 

「泥縄」について頭の体操

    (1)「泥縄」の意味は 次のどれが正しいか

        あ)もろいという事

        い)準備不足ということ

        う)きたないということ

    (2)汚い泥 さて「泥」を使った熟語を5つ思い出してください。

       ほら 例えば 「泥水」とか 「泥棒」とかーーー他に5つ。

    (3)所で「泥縄」の語源は 「泥棒」に関係しているらしいが、それではトランプ等していて「泥棒回り」なんて言うけど 右、左のどちら周り? どうしてそう言うのか?

  それではもう一つ 「泥棒も10年」とは どんな意味? やっぱり修練が必要か

    (4)なんて自分で問答していて、所で「泥棒(坊)」とは 盗人のことはご存知の通り。しかし なぜ盗人を「泥棒」言うのか? その語源が自分には分からない。  (勉強不足)だれか 教えてください。

 

仕事が暇だからこんなEメール送っているのでは有りません。たえず左脳のみならず右脳を使う訓練を重ねながら仕事に励んでいる訳です。
「PDCAサイクル」とは何か ご存知ですか?

 

        

といった内容で 仲間にメール発信をした。この仲間とは 中学校時代の英語研究会メンバーがベースとなって作った「0の会」(“例の会”と呼ぶ)のスタッフと 小・中学合同同窓会(「まにまに会」と称す)のメンバーで 自分のメール・アドレスを持っている人が加わった Eメール フレンド達であり15人ほどになる。

 

メールの面白さは メールを読んだ人から すぐに返事が届くことにある。このメール1号に対して届いた返信の一つを紹介しよう。

「T氏よりの返信」   平成11年〔1999年〕 1117

  (1)「泥縄」の意味は 次のどれが正しいか

        あ)もろいという事

        い)準備不足ということ

        う)きたないということ

 ●(い)です。

 

 (2)汚い泥 さて「泥」を使った熟語を5つ思い出してください。

  ●汚泥・泥濘・泥根・糞泥・アラン泥ン

 

   (3)トランプ等していて「泥棒回り」なんて言うけど 右、左のどちら周り?
 

  ●左周り(右手を自由にするため)

 

     それではもう一つ 「泥棒も10年」とは どんな意味? 

          ●10年やると、さすがに飽きる。

 

   (4) なぜ盗人を「泥棒」言うのか? 

 「ドロン」と消えたあとを警察(昔は岡っ引)が棒で追いかけるから。

 

「PDCAサイクル」とは何か ご存知ですか?

            ●「ロジテック」という超優良技術会社が開発したロボット。餌をやることによって変化する。「パー」→「ダメ」→「チャチ」→「アホ」

天才

とまあユーモアたっぷりの返事が舞いこみ Eメールのこの即応性がたまらなく魅力である。ところで この自称「天才」と言って返信して来てくれた友は 我ら中学同窓の仲間の内でも最も学力優秀といわれ 現在,日本航空(株)という大きな会社で活躍している。また小・中学合同同窓会に「まにまに会」と命名したのも彼である。

 

しかしT氏返信の中の{PDCAサイクル}に関しての回答が今一つ「サイクル」になっていないようだったので すぐA氏に次のように返信した。

「T氏への返信」   =同日= 

                  

TO:T大兄

 

さすが機知に富んだご返信に深謝。

ただし PDCAサイクルに関しては 今一つ「サイクル」がイメージできないが??

 

そこで正解は: P=パクル

        D=だます

        C=キャッシュ(げんなま)

        A=頭さげ

 

国会の議員さんの「サイクル」です。このサイクルを何回まわっているかで 国会では「何回生」とか言っているそうで この数の多い人ほど先輩面しているそうです。

 

一方 世界(世間)では このサイクルは P=Play, D=Do、 C=Check  A=Action だそうです。

 

「みやは掲示板(2)」    平成11年〔1999年〕12月 1

 

師走を迎え これから気分的にあわただしい日々が続くと思われますが、年末を前に連帯保証による借金取りなど くれぐれもご注意願って 新しい年 2000年を迎えたいものです。

 

所で 私の友人から 金の工面を頼まれているのですが、どなたか貸して頂けますか?

その人の資金繰りは

  年収 540万円位で その内、子供教育費に140万円、銀行金利で110万円(何と 金利27.5%の高金利で借りているBAKA)。手元に残る金が 差し引き290万円。一方 出費が チョイト 派手好きで 年700万円。当然 金不足となりますので毎年 160万円ほど借金を重ねて来ています。 

これまでの借金合計が 家など建てたので6千万円に膨らんでいるそうです。

今回 タッタの100万円ほど 貸してくれと言ってきています。貸して頂けますか????

私は 絶対に貸せません。その前に私自身が その100万円が融通付きません。

所で 私の友人をどう思いますか? どこか魅力に欠けますか?

次の 文を読んでください。

 

    『ある国は 歳入が54兆円、その内、地方交付税交付金が14兆円、国債の金利が11兆円。 従い差し引き 29兆円。 歳出が 70兆円。毎年の借金が 16兆円。長期債務残高 600兆円。

     無責任にもこの国は 「国債なら だれも文句を言わない」と 更に金不足
     を「国債発行」で繕っています。』

上の私の友人とこの国は 全く同一の資金繰り内容です。(10万円を兆円に置き換えてください)

さて この国は どこの国かな??????

  

所で 600兆円とは 宇宙空間的数字であります。理由は1万円札を重ねて 1千万円で 8cm。 600兆円では 4800kmとなります。エベレストが 海抜8800mですから エベレストの540倍。つまり大気圏を突き抜け宇宙空間まで達します。

  

(浅井 隆著「勝ち組みの経済学」より拝借)

  


このメールを発信するきっかけは 前の日に調度読み上げた本が大変に面白かったので 「よし 久しぶりに仲間に連絡を取るか」と思い ついついメールをしてしまったのだが 調度師走を迎えて 「ドッキ」とした仲間がいたのである。

「I氏よりの返信」  平成11年〔1999年〕12月 2日             

皆々様

ご無沙汰しております。気ばかりあせって結局実らぬまま師走を迎えてしまいました 。     

宮原先生の便りを見て、一瞬我がことを言われているのかとギクリとしたほどです。 

 

2000年はきっと良いことがあると信じています。(生来の楽観主義者です)

座右の銘の『案ずるより生むが易し』を掲げて来年もがんばろうと思います。

今日2日は小生55回目の誕生日です。やっと諸先輩に追いつきました。

盛大な誕生祝いを、自前で新橋の例の処でやるつもりです。よろしかったら是非どうぞ。

ゾロ目のブタになった五良

I氏は「広告事業」を新橋に本社を置いて社長として活躍しておられる。このメールがきっかけで この年の師走 新橋の「例の処」で忘年会を行うことが出来た。この「例の処」とは新橋柳通りからチョイト露地を入った処にあるスナック形式のお店だが そこのママとI氏とは 20年ほど前にロマンスが有ったとか 無かったとか 兎に角 永い永いお付き合いだそうである。このお店がある2階に上がる階段は アイガー北壁を思わせる急勾配で 呑んだ後の帰り道 階段を下りる際には相当の危険地帯と言える。いや、むしろここで酔いが冷めるので飲み過ぎのダンナ連中には好都合なのかも知れないが。

 

2000年は20世紀最後の年 所謂本当の「世紀末」の年であり 正月の7日 ノストラダムスの大予言、「ハルマゲドンの来襲」は有るのかーーなんて言う話は影を潜め 世間では「コンピュータ2000年問題」(Y2K問題)で大騒ぎ、 サラリーマンの間で「来年の正月は 出社してコンピュータの異常事態をウオッチせねばならない」なんていう話が行きかっていた。実は私はこのY2K問題が ハルマゲドンではないのかと疑い 恐怖していたのだが。そこで我家では 万が一の事態に対処しておこうと「予備の飲料水ペットボトル6本」、「水こし器」、「非常食 カンパン他2袋」「懐中電灯」「トランジスタ ラジオ」をリックに入れ非常事態に備えた。

 

この年 パソコン国内出荷は史上初めて1000万台を突破、証券市場「マザーズ」人気が加熱、東京証券取引所 大納会(30日)では日経平均株価 

18,934円と、 好景気の様相で終わった。大晦日の朝刊には 皇太子妃「雅子さま」流産、との悲しいニュースが報道されていた。

「みやは掲示板(3)」   平成12年〔2000年〕1月 4日          
明けまして おめでとうございます。

 

何はともあれ Y2K問題 どこのコンピュータも悪あがきせず 無事に通過出来てホットしております。皆様も 良い正月でしたでしょうか。

今年は 00年 全くゼロからのスタートです。過去のしがらみから開放して 地球の平和を求めて 新しいフロンテイアを求めて歩き始めようでは 有りませんか!!

 

そこで 新春頭の体操を ご提供申し上げます。

  

体操―1.「与由也」の字群は何か? 江戸時代の有名な歌舞伎役者か? それとも赤穂浪士の一人か?

     <ヒント>「安似宇衣於」の字群が分かると 上の字群もすぐに分かります。

           上の3字はチョットひっくり返っていますがね。

 

体操―2.年賀状は 沢山届きましたか?普段会わない人からの便りは うれしいものです。 

        さて歴史上で残っている 最も古い「年賀(状)」は 今から何年前に存在したか?   

        つぎの中から選びなさい。

 

          1000年前、  500年前   100年前  50年前

今日は 「仕事始め」とは言え そんなに無理して仕事をする必要は有りません。のんびりと頭の体操などしながら 今年1年の「個のビジョン」でも考え様では有りませんか!

  

本年も どうぞ宜しく!

2000年、元旦の0時45分 小渕恵三首相が「Y2K問題は特段何事も起きず 平穏に新年を迎えることが出来ました。」とテレビでの新年の挨拶を行っていた。「ロシアでは エリツィン大統領辞任 主導者がプーチンに変わる」の元旦朝刊記事が目に飛び込む。

この日本、何とも「平和ボケ」のようで このままで本当に大丈夫か?と不安であり私のメール文面でも「過去のしがらみから開放してーーー」と希望を発信している。

しかしその文面の後に続く「新春 頭の体操」は 内容が今一つ面白くなく 当然のこととして誰からも返信してはこなかった。しかし問題を出した以上は意地を張ってでも それぞれの問題の背景と回答をここで説明せねば私の気が納まらない。

 

体操―1。この問題作成の発端は 私が1年ほど前から始めた「書道」の通信教育で 調度「ひらがな」の練習中であり それぞれの「ひらなが」が漢字から生まれているが、それをヒントに創り出したもの。「我田引水」な問題でつまらない?

     「与由也」=「よ」「ゆ」「や」。 ひっくり返して 「や・ゆ・よ」

     「安似宇衣於」= あ・い・う・え・お

 

体操―2.年賀(状)に関連した年数;

     今から1,000年前: 平安時代の中ごろ、朝廷では新年の喜びを和歌に詠って正月にやり取りしていた習慣が有ったとのこと。これが

「年賀」に当るだろうか?

     今から500年前:  年賀状は 元来「年賀」で江戸時代初期 親戚に正月の挨拶に行く習慣が生まれ それを年賀といったそうだ。

               江戸の後期になると 自分の名前を書いた名札を玄関先   に置いて帰る習慣になったそうである。

               明治時代に入ると これが郵便へと代わって行く。

     今から100年前:  1906年〔明治38年〕 年賀郵便が スタートした。

     今から50年前:  1948年〔昭和23年〕年賀郵便に「お年玉」がセットになった。

 

     とすれば どれが正解なのか?? やはり「500年前から」を正解としますか? 

 

しかしこのメールには 最後の部分にキラリと光る「一言」が有ったのだ!!それは「今

1年の『個のビジョン』を考えようではありませんか」―――と言う問い掛けである

。つまり「末は博士か大臣か」、「サラリーマンは気楽な家業」、「赤信号皆で渡れば怖

くない」そして「出る杭は打たれる」なんて言っていた時代は終焉しこれからは「個人

」「自己責任」の時代到来だと言いたかったのだ。

そして1月4日に 引き続きもう一つ「みやは掲示板」が発信された。

「みやは掲示板(4)」   平成12年〔2000年〕 1月 4日 =追伸=

 50の手習い「油絵」のご招待

 

私目は50歳を過ぎ「油絵」を始めました。今年で5年目に入ります。良くも続いた物です。この始める動機が T氏のお母上の「個展」を文京区役所で見させて頂いた時に始まります。毎日ただただ仕事に自分の時間の殆どを費やしていた、ある 晴れた土曜日の出来事でした。

T氏母上の数々ある油絵作品を見ているうちに 一つの作品の前で足が止まったのです。 それは京都嵐山の下を流れる賀茂川の堰から流れ落ちる水を描いた作品でした。この水から何ともエネルギーを感じたのです。その時 「自分は何をしているのか」「自分には これだけのエネルギーが有るのか」― ――絵を見ている内に自分のスケールの小ささに恥ずかしさを感じたのです。

 
「よし 自分にも T氏母上には負けない位のエネルギーは有る筈だ」と思い込ませて雑誌「ケイ子とまなぶ」を買いに行き油絵スクールを探したのです。

そして仕事にも都合の良いアトリエが御茶ノ水界隈に有ったのです。そこに通って早4年が過ぎました。

 

1月9日から15日まで 作品の展示会が昨年と同様 下記の会場で開催されます。 お時間が取れましたら是非 会社の帰りがてら見てやって下さい。 今回の作品は「来安(ライアン)」と「アイリス」です。

 

   場所: 東京交通会館 地下1階 Silver Salon A  

       (JR有楽町駅前 パスポート発行のビル)

小生は 10日(祭日)午後3時―7時30分の間会場におります。

 

以上 勝手な報告まで。

この文面に出てくる「T氏の母上」のT氏とは 掲示板1号にユーモアある返信メールを送ってくれたT氏である。本当に人生とは どこで“ハット気が付き” あるいは“力を与えられて”その中味が変わって行くかは シナリオのないドラマである。私の生活の中に「油絵」が入り込んだ切っ掛けが「時間が空いて、のんびり出来た、晴れた土曜日が有った」こと、そして行動に奮い立たせたのが「T氏のお母上からのエネルギー」だったのである。 なんとも 不思議だが それが人生なのか??

「みやは掲示板(5)」    平成12年〔2000年〕 2月 1

2月に入ってしまいました。こうして春が来たかと思う内に夏かきて クソ暑いと文句を言っているうちに あっという間にプロ野球も終わり 短い秋を越えて寒い冬、皆 21世紀だ! 21世紀が来るぞ!!とはしゃいで居る内に いつものように除夜の鐘を聞いてしまうのです。
皆さん 「ドックイヤー」だと屁理屈を言っていないで、本来の「人間らしい生活」を取り戻しませんか。なんて言っている私が パソコンなんぞ扱っているのですから、無責任か? ビルゲイツがドッグイヤーにしたとも言えるが、いやいや これからは パソコンなんぞは容が変わって皆さんに 「自分の時間を有意義に提供する手助けの機械」として活躍するのですから、私も一生懸命にその一部でもお役に立てればと 頑張ってまいりましょう。(何て理屈をこねまして。)


つまらないお話の後に もう一つ もっと つまらない話をーーーー

   

さあ 「お年玉 宝くじ」は 当たりましたか。 確率を考えると買う気がしませんが、ボランティアだ、寄付だと思って買うと 心が温まるのは なぜか? いやはや次の確率のお話を考えたら 「宝くじ」の方が当たる確率が高いかも?

  

 「小和田雅子」様 そして 「川嶋紀子」様 といえば 思い出せる人は まだまだボケ状態に入っていないから ご安心を。 そうです。民間から白羽の矢が当たったお二人ですが、この名前をひらがなで書いてみましょう。

  

    (お) <わ> (だ) <ま> (さ) <こ>

  

    <か> (わ) <し> (ま) <き> (こ)

  

それでは ( )を ジグザグによんで下さい。そして < >もジグザグに読む。

なんと 二人は 馴れ合いか? それとも生まれて姓を受けたときから その宿命に有ったのか?????????この確率を解析しようとすると「うつ病」になるので止めた。なんで(ワープロでも「のりこ」で出てくる)「紀子」を「きこ」と読ませたのか! なんて言っても始まりません。


息子から聞いた話を 感激して皆に伝えている 「バカおやじ」 より。
しかし 私は この「因縁」にどうしも 気になるのです。 それでは また。  風邪がはやっています。くれぐれもご注意を! 以上。   

このメールには 早速数件の返信が舞いこんだ。外資系銀行の日本支社の社長まで上り詰めた超エリートのY氏からの返信を紹介しよう。護送船団でやってきた横並び体質の邦銀に対して 先見の目があるY氏は堂々と外資系で活躍している。

「Y氏よりの返信」   =同日=

宮原大兄、

 

ずいぶん長い文章をありがたくいただきました。きっとずいぶん暇なのだろうと考えながら、暇な小生も返事を書いています。

ところで、小和田雅子さんと、川島紀子さん、との不思議な関係は、5年前に既に話題になっていた古い話です。今ごろ持ち出すと天皇陛下にしかられますよ。 ”国民の歴史”を今読んでいる、一右翼より。

  

ステートストリートは、1794年にボストンに設立された長い歴史を持った、信託銀行です。現在受託資産600兆円、運用資産60兆円 の全米トップクラス運用、資産管理会社です。日本に置きましては、10年ぐらいの歴史です.しかしながら金融機関の再編成、年金制度の大改革など、当行も あらゆる機会をねらって、日本におけるビジネスの拡大を図ろうとしております。そうゆうわけで、最近時々,当行の名前が出てくるようです。

ただし、外資系の銀行なので何がおきるかわかりません。現に、小生が以前働いていた、チェ−ス銀行は合併吸収, バンカーズトラストはドイツ銀行に

吸収されました。明日は、我が身です。

という具合に忠告のメールが入ってきた。時の女性お二人の件は5年前に話題になっていたらしい。我々家族がシンガポールで駐在生活をしていた頃か。しかし私としては メールの中で一文「息子から聞いた話を感激して皆に伝えている バカおやじ」と書き加えていた事が せめてもの救だろうか?

 

ところで この2月のメール(第5号)のメッセージの書き出しの文面で「今年も何事もなく春がきて、夏が来て あっという間にプロ野球も終わりーーーそして21世紀が来るのだ」と言ってはいたが 実際はそう平穏では無かった。

4月に入って小渕総理大臣の急死、森新政権が発足し政治の世界も不幸にして全く期待の持てない暗黒の時代への突入を予感させた。

「みやは掲示板(6)」  平成12年〔2000年〕4月28日

いよいよ 明日からゴールデン・ウイークに突入です。それぞれ 楽しいご計画がお有りかと存じます。「いや〜〜人ごみの中は嫌だから」と自宅で「ゴロゴロ」の方に お知らせを。


弊社ロジテックは 4月より 「Logitec PCダイレクト」というホームページを開設致しました。アドレスは

  

  http://www2.ld.logitec.co.jp 

  

簡単にWebを通して直接 PCをご購入頂けます。お手持ちのPCがチョイト旧式でスピードが気になる方、2台目をそろそろ考えておられる方、一度 アクセスしてみて下さい。 弊社の宣伝で申し訳ございませんでした。


それでは よき休暇をお取りくださいませ。

ゴールデン・ウイークを前に 気持ちがウキウキして仕事が手に付かないのか このようなメールを発信した。当社が初めてEコマースに挑戦、「PCダイレクト」というホームページを開設したので、メール仲間に知らせようという発想だった。 残念ながら このメールの効果によって当社にPCを注文して頂けた方はいなかった。これも当然でゴールデン・ウィークとは 家族皆で 山に、海に、海外旅行にと まとまった資金が放出されるタイミングであり、これからパソコンに資金投入をと考えていた人は皆無だったのであろう。

 

この後 ピタリと「みやは掲示板」の発信が止まっている。どうして発信は止まったのかその理由を回想すると 5月連休明けからは、2ヶ月後に開催予定の「まにまに会」の準備に入った。つまり「みやは掲示板」のメール友は 殆どが同窓会幹事をしているので事前準備の為 顔を合わせていた事もメール発信が途絶えた理由の一つであろう。

しかしもっと大きな理由は この種のメール交信が世間でどんどんはやり始め 私にもあちこちのグループからメール・マガジンが届き始めたのである。となると私は極端に興味を失うのである。それが「みやは掲示板」が 約半年で中止となった最大理由ではなかろうか。「流行ると嫌いになる」のが私のクセである。

 

この年の秋、 プロ野球も あっと言う間に終わることなく 奇跡的「どっ天返し」を演出したのだ。9月24日の後楽園球場での「巨人X中日」戦。4−0で中日リードの一方的な試合。すでに7回ごろから巨人ファンがポツポツと家路に向かい帰り始めていた。ところが9回の裏、ドラマが始まるのである。2アウト満塁から この年、広島から巨人に移籍した江藤が満塁ホームラン。ドーム球場は巨人ファンの踊り狂った歓声で それは床を這う大きな地響きになった。しかし皆が騒ぎ狂っている矢先にもう一つのドラマが連続して起きていた。続く二岡がライトスタンドに「さよならホームラン」、あっと言う間の逆転劇でセリーグ優勝が決まったのだ。その瞬間 実は球場内の巨人ファンの多くがグランドに背を向けてファン同士で「バンザイ」「バンザイ」を繰り返しており、二岡のホームランの瞬間を見ていないことを私は知っている。私はラッキー中のラッキー人間かもしれないが この試合を球場内で観戦している一人であり、冷静に二岡のバットが真心を捉え 打球がライトスタンドに入るのをこの目で見たのだから。そしてその後はただ誰彼と無く抱きつき「バンザイ」を繰り返し 巨人ファンでない私が 幸せ感を皆と一緒にエンジョイ出来たのだから。

 

この1年後 2001年4月 首相 小泉純一郎氏がインターネット上に『小泉内閣メールマガジン』を開設し国民に向けてメッセージを発信した。そしてスポーツ界の選手達もホームページを開設して「選手自身の考え方、心の変化、今後の予定」などを発信しており、スポーツ新聞から得るニュースより もっとフレッシュでホットな情報を本人から直接キャッチ出来る時代がやってきた。

 

さて、「みやは掲示板」の「みやは」だが これは私のメールアドレスの miyaha@から取ったものであるが、前出のT氏からは「意味の分からない名前など付けずに 一層のこと 『いやはや掲示板』にでもしたら」と有りがたいアドバイスも有った。

 

最後に この「みやは掲示板・想い出編」の編集にあたり T氏、I氏、Y氏の各氏「返信メール」を掲載させて頂いた事にお礼申し上げ この想い出編を閉じることにしたい。

<完>

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