第22回:文京を歩くかい<日暮里・下谷探索>

<諏方神社前にて>

今回(11月10日)は文京区から離れてお隣の日暮里・下谷界隈を荒川区のボランティア・ガイドさんに案内を頂きながら、ゆっくりと歩いて参りました。今回の参加は18名(M/10,F/8)で、その内”初参加”が4名もおられ、増々ウォーク仲間が増えて大変にうれしい限りです。

午後1時半、日暮里駅をスタートし”御殿坂”を上って”諏訪台通り”に出ますが、その途中に「本行寺」が最初の訪問地点で、この寺は別名「月見寺」と呼ばれ、風流人に好まれ小林一茶や種田山頭火の句碑が建っています。次は坂を上りきった右角に在る「経王寺」の山門を潜りますが、この寺は1868年”上野戦争”に破れた”彰義隊士”がこの寺に隠れた為に”新政府軍”の攻撃を受け山門の扉には生々しい弾痕の穴が残っていて歴史を忍ばせます。諏訪台通りに入り、まずは「浄光寺」を訪ねます。この高台から見下ろす雪景色が最高だそうで別名「雪見寺」と呼ばれています。次は隣りにある「諏方神社」をたずねましたが、この寺は日暮里/谷中の総鎮守であり長野県の諏訪大社の分社だそうです。ここで集合写真を撮りました。少し戻って「富士見坂」を下り台東区の”谷中”に向かいますが、残念ながらビルの影になりこの坂から富士山は見えません。坂下の突き当りを右折して「修性院」に寄りますが、この寺は本堂前の”枝垂れ桜”が有名で「花見寺」と呼ばれ、歌川広重の”名所江戸百景”にも描かれているそうです。そこから”よみせ通り”に出て、途中から人で賑わう”谷中銀座”を通り抜けます。次は急な”蛍坂”を上って「谷中墓地」に入ります。幸田露伴の小説「五重塔」で有名になった「五重塔跡地」や「徳川慶喜墓」、今度”新1万円札”に載る「澁澤栄一の墓」を訪ねた後、”御隠殿坂”を下ってJRのガードをくぐって西日暮里駅に出て本日の散策が終了です。初参加の方々からは、歩く距離が丁度良かったこと、ガイドの説明で沢山の事を知ることができたと好評でした。

<徳川慶喜墓前にて>

ウォークの後は「懇親会」で日暮里駅前「楽蔵」にて創作料理を大いに食べ、飲み、喋りでいつものように楽しいひと時を過ごしました。ありがとうございました。次回は来年5~6月頃に開催を予定しますのでお楽しみに!

コメントを残す