キッシー、『宥座之器】って知ってますか

さてさて、皆さん、「キッシー」とは誰か分かりますか? 別名「ミスター検討中」とか「検討おじさん」と呼ばれている方です。もうお分かりでしょう。そう、自分で若者受けしようとネット上の自民党動画チャンネル【Cafesta】で放映された動画で、「自分をキッシーと呼んで!」と羽ばたきました。国のトップになった頃にもう一つ記憶に残る一コマが次の手帳をかざして、「私は全国を行脚して国民一人ひとりの声をここに書き留めてあります。これを時々日めくりながら、国民の声に応えて行きたい」と言ってました。

しかし昨今のキッシーの言動には、自分の小さな生活ゾーン(永田町界隈)に生息しているアルツハイマー的人種(閣僚連中)の顔色を伺いながら施策を述べているようで、全く国民の声からはかけ離れたてしまった様です。そして驚いたことに、ある日突然「安倍元首相の国葬をする!」とトッピなことを言い出し、これが国民の同意と評価を簡単に得られものると勝手に勘違いをしてしまいました。

それに対しアルツハイマー的人種の中から「自民党は不滅です。国葬をしないと言うヤツはバカだ!」と記者団の前で強がっている方が居られましたが、国民側がバカか、永田町ゾーンがバカかどちらでしょうか?またキッシーは「エネルギー対策として原発を再開する。現在停止中の原子炉を再開させ、また次世代型原子力発電の開発・建設を検討する」とまで言い出しました。ところでここで言う「次世代原子力発電」とは既存の大型軽水炉の技術を基に”改良”を加えるというもの。この一方で世界が向かっているのは小型モジュールタイプ(出力30万キロワット以下)開発であり、一方日本では現状のものの改良版ということです。「おい!おい! 」開いた口が塞がらない!

<宥座之器>

「統一教会問題」に至っては、キッシーが国民側に立ってアルツハイマー的人種を「ガラガラポン」すれば、キッシーも今の国民からの高い不人気率をヒックリ返すこと間違いなのに、そんな勇気はコレッポッチも無さそうです。

そこでまずはキッシーの「こころ」に一旦落ち着いて中庸の精神を持つことをお薦めしたい。その道具を【宥座之器】(ゆうざのき)という。左の写真は「足利学校」に在るもので、孔子の教え「一杯に満ちて覆らないものはない」と、人間の慢心や無理を戒めたもの。この道具は、普段鍋が空の時は傾いていますが、これに徐々に水を注いて行くと丁度いい量のところで鍋は真っ直ぐに立ちますが、しかし更に水を注いで行きますと、鍋は急にひっくり返り注いだ水を一瞬にして全部こぼしてしまいます。
ご関心が在る方は御茶ノ水駅そばの「湯島聖堂」を訪ねて「大成殿」の脇に【宥座之器】がありますのでご自分で水の適量をお確かめください。

最後にコーシー(孔子)からキッシーへのアドバイス;

【知】を持ったものは【愚】を自覚し、【功績】を持つ者は【謙譲】の心を持ち、

【力】を持つものは【恐れ】を忘れず、【富】が在るものは【謙遜】を忘れずに正しい姿勢を保て。


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