桜満開と雪と新型コロナ

我が家の正面に老木の桜がり、今が満開である。私が生まれた頃にはすでに有ったと聞いているので、私の人生をズ~ット見られていた事になる。この桜木とは沢山の思い出があるが、小学生の頃、夏になるとこの大木に集まる数種のセミを取るのが楽しみだった。そして秋はこの木の下の石塀に真っ赤に染まった赤とんぼが沢山停まって休んでいる風景が緩やかに思い出される。

こんなにセンチメンタルになる理由は、朝方から突然大きなボタン雪がボタボタと落ちてきた事と、新型コロナウイルスのお陰で外にも出られずジットしている事が重なった為かも知れない。
我が家の脇に車が殆ど通らない路地があるが、昨日までは小学校が休校になっている子供たちの遊び場だったが、今日は雪がボタボタと降り続きヒッソリと静まり返っている。
この真っ白な雪で、新型ウイルスも静かに眠ってしまえば有り難いのだが。

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