この夏は、コロナ禍でマスク生活と短い夏休みで孫たちが可愛そう。そこで人里離れた竹林の里への旅なら”三蜜”面でも全く問題なかろうと、息子一家と一緒に行きつけの北茨木・うぐいす谷温泉『竹の葉』を訪ねた。往路は息子が現在「坂東三十三観音」の札所めぐりを継続中なので、この機会に第21番「八溝山 日輪寺」に寄ることにした。理由は息子は三十三札所の内、現在9つを残しているが、この日輪寺は我が家から距離的に最も遠く茨城県の北端に在るので、この時に行ってしまえば一石二鳥なのである。
途中、大子(だいご)の町の洋食屋で昼食を取った後に駐車場に向かうと、32℃の高温のせいで(?)その暑さに参った「ツクツクボウシ」蝉が路上にダウンしていた。孫が東京では中々捕まえるのが難しい珍しいセミだったので手にして喜んでいた。その後はただひたすら茨木の山奥に向かう訳だが、すれ違う車は殆ど無い。いよいよ八溝山の山道に入ると、車一台がやっと通れる様な細い道幅で、対向車が下りてこないことを祈りながら山頂を目指す。
海抜900m位の所に位置する日輪寺では気温27℃程度になっていて大変に過ごしやすかった。目の前を悠々と飛んでいる巨大なトンボ「鬼ヤンマ」を孫がヒョイと上手にアミで取ったのには、「よくもまあ、取れたものだ」と驚かされた。きっとこれは「よくぞ、この奥深い山に登ってきてくれたね」と神様から孫への「お恵み」だったのかも知れない。
午後5時に宿「竹の葉」に到着、早速孫たちと「露天風呂」へ。そして夕食はお部屋でワイワイと海の幸、山の幸を楽しんだ。
2日目は、朝一番で孫と一緒にまたまた露天風呂へ。宿を9時に出発、途中「大洗アクア・ワールド」水族館にて『イルカ・オットセイ・ショー』を楽しみ、気温37℃の中を、復路の途中でマクドナルド・カー・スルーのサービスを利用して昼食は車中食で済ませ、東京に入る時の交通渋滞を避けるべく一挙に我が家へと向かい、3時半には「はい、ただいま」でした。とても楽しく充実した2日間でしたが、あっという間の出来事でした。