緊急事態宣言下でゴールデンウィークに突入した。外は雨、気も晴れぬままじっと籠り生活を続けていると日常で起きている事に無性に腹を立ててしまう。安倍首相時代に「欺瞞国家」の完成に続いて、菅首相は「無責任国家」構築に爆進中である。
今朝も新聞を読んでいて、「40年ルール破綻、福井知事、原発再稼働に同意」、「民主主義は生き残れるか」、「小池都知事と丸川五輪相とのバトル」そして「菅首相の五輪責任逃れ」などなど読むと心が落ち着かない。「何と人間は馬鹿な動物なのだろうか」と深く考えさせられてしまう。
3・11であんなに厳しい体験をしたのにも関わらず、40年も使用した古い原発を約束を破棄してもう一度使おうとしている。なんと浅はかな事であろうか。そしてオリパラは諦めねばならぬ事態が今も私達を襲っているにも関わらず、もう少し様子を見ようと言いながら決断を引き伸ばしている。「日本国民の命を守るか、それとも世界の祭典を無観客で敢行するか?」の判断であり、人間として冷静に考えればそのくらいの事は判断がつくと思うのだが。
そんな事を考えると、ふっと映画【日本のいちばん長い日】を思い出していた。日本政府が連合軍から届いた「ポツダム宣言」を受諾するかで苦慮している最中にも戦場では兵士が戦い死んで行ったのだ。
私は退屈にしている一日だったので、Amazonプレミアムから早速「2015年のリメイク版」をタダ見させて頂いたが、窮地に追い込まれた人間が最後に選ぶのは”国民一人ひとりの命を最優先”にと決断する結末に少し気分が晴れたように感じながら私の一日は終わった。