凄いストレスが溜まる毎日だ。ニュースでは引っ切り無しに「新型コロナウイルス」で感染者が何人に増えたという話ばかりで気が滅入ってくる。ニューヨークやロンドンが医療崩壊しているのに東京だけが何事も無いように通過するはずは無いというのも最もな話で、小池都知事も真顔で「すぐにでもロックダウンをするかも」などとマスクを通して警告を発している。地球上の人類だけを襲ってきているこの”大事件”は、きっと歴史上で大きく記録に残る出来事なのだろう。今その真っ只中に居るわけだが、我々にはそれがどんな変化なのか、そしてその結果どんな姿に落ち着くのかは今は誰も分からない。

しかし老朽化した私はエネルギーを余らせている子供たちを見てかわいそうで仕方がない。この事件に子供たちは全く責任が無いのに！　そんな事を思いながらじっとして居られず、家に閉じこもって居るかわいそうな孫二人をジジとババが【ストレスフリーになる散歩】をしようと誘い出したのだ。出発は午前１０時過ぎ、まずは東大の「三四郎池」へ。殆ど人は居らず静かなものである。池の鯉もカモも何事も無いように泳いでいる。

青空から燦々と輝く太陽のもと、孫たちと自然豊かなお池の周りをグルリと一周した。次は「不忍池」へ出たがまだまだ桜は満開を保っていた。人は疎らでスカイツリーもいつものように空に突き刺さっている。孫ははしゃぐ、はしゃぐ。

そこでババが、「ここまで来たらアメ横へ行ってお菓子を買って帰ろう」と提案し、早速「二木の菓子」へ。もう昼時間だ。腹が減ってきた。

普段なら人が溢れてなかなか入れない「寿司ざんまい」でゆったりと昼食が摂れた。孫たちは大好きな寿司を腹一杯食べて満足のようだ。元気が付いた勢いで帰り道もウォーキング。帰宅の途中、誰も居ない公園のブランコで孫二人は思い切り勢いを付けて体を振った。これこそ本当のストレスフリーだ。家に戻ったのが午後２時で、万歩計では１万歩と表示していた。しめ！しめ！